もののけ姫

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宮崎駿(はやお)監督、スタジオジブリ製作の長編アニメ作品です。耳に残る主題歌も話題になりました。

○あらすじ
古の日本。村を襲ったたたり神から妹たちや村を守るため、少年アシタカはたたり神に矢を放ち、殺した。

そのためにアシタカは腕に呪いを受けてしまい、このままでは近いうちに死んでしまうと長老に宣告される。

呪いを解くために西方へと旅立ったアシタカ。彼は旅の途中で出会った僧から、獣たちが太古の姿のままで棲むという森のことを聞く。

その森へと向かったアシタカは、タタラ場(製鉄所)の人々と戦う狼たちと、一人の娘を見つける。

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○感想

まず、ジブリ作品はいつもそうですが、絵がとても美しく、それぞれのシーンが一つの絵画のようです。例えば森の中の苔むした石や巨木などは、屋久島をモチーフにしたそうです。

また、アシタカが戦うシーンや狼たちの走る様子など、躍動感がこれまた見事です。アニメーションを見ているだけで飽きません。

つぎに物語ですが、「千と千尋の神隠し」でもそうでしたが、ジブリ作品は難解なものも多いです。もののけ姫もその一つだと思います。

素直に考えると、自然を破壊して自分たちの豊かさを求めるエボシ(たたら場の主)たちと、森の木を切られて棲むところを失うサンや狼、そしてシシ神との対立を通して、環境を破壊することの是非を問いかけているのだと思います。

そして本作品の深いところは、エボシがただ私利私欲で製鉄に励んでいるのではないという点です。エボシは売られた女たちを自分の所で引き取って仕事を与えるというように、みんなの生活のことを考えて森の木を伐っているわけです。

つまり、単純に環境対人間という構図ではなく、人間たちも生きるためにやむを得ず自然を破壊するというところは、まさに現代社会の反映といえるでしょう。

ただ、ラストシーンを見ても、宮崎監督のお考えは私には分かりませんでした。この難しいテーマをみんなで考えようという意図なのかもしれません。

もっとも、そうしたテーマとか作品にこめられた真意を追求しなくても、もののけ姫は観ているだけで楽しい一級のエンターテインメント作品でもあります。

なお、もののけ姫は「となりのトトロ」のような子供向けのものではありません。というのも首が飛んだり、腕が切れたり、というようないわゆる暴力表現があるからです。

もちろん私は本作にはこういう描写が不可欠だったと思います。というのも、生きるために醜く争う人間の性(さが)を宮崎監督が描きたかったのではないかと思うからです。

ラストシーンを見てこの作品の意図を探るもよし、緑豊かな美しい風景を堪能するもよし、最後まで観るものを惹きつける映画です。

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