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「魔女の宅急便」 美しい風景と温かいストーリーが最高

「魔女の宅急便」 美しい風景と温かいストーリーが最高

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宮崎駿監督の、名作アニメーションです。原作は角野栄子氏の同名の絵本で、第6巻までで完結しているそうです。私はまだ読んでいませんが、読むのを楽しみにしています。なにしろキキやトンボたちがどうなったか気になりますから。


あらすじ

主人公のキキは魔女。ほうきにも上手く乗れないが、13歳になった魔女は一人で別の町にいって暮らさなければいけない、という掟に従って、満月の夜に旅立つ。

豪雨に見舞われ、貨物列車の中に逃げ込んだキキ。彼女は黒猫のジジをお供に連れている。

彼女たちが上空から見つけたのは、高い時計塔が印象的な港町。キキはこの街に住もうと決める。しかし、自動車や人がひしめく都会は、彼女に冷たかった。

警察に追われ、住む場所も見つからず、困り果てるが、港の近くのパン屋「グーチョキ・パン店」の女将さんを手伝ったことから、キキとジジはパン屋に住まわせてもらえることに。

自分の取り柄はほうきで空を飛べることだけ。キキはパン屋の店番をしながら、宅急便を始める。

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感想

スタジオ・ジブリの絵の美しさには毎回感動しますが、「魔女の宅急便」のグラフィックも素晴らしいです。いきいきとしたキキの表情、風にはためく服の動き。街行く人々もよくぞここまで、というほどみごとに動いています。

そして、ヨーロッパ調の港町の風景も最高です。白い雲や、石造りの建物。背景まで細かく描かれているので、世界の広がりを感じます。

私の気に入った景色は、マニアックですがトンボと自転車で海岸に行った帰り、キキがひとり寂しく歩く道です。道路脇の石が写真のようにリアルに描かれています。

なにより、キキがほうきで空をとぶときの浮遊感は最高です。私も空を飛んでみたいと思ってしまいます。浮遊感は宮崎アニメの特徴だと思います。ナウシカ、トトロ、ラピュタ…もののけ姫はあまり空は飛びませんね(笑)。

少年と少女が冒険をする、というのも宮崎アニメの定番です。今回のトンボはあまりかっこいい役柄ではなく、キキに最初はひどく嫌われてかわいそうです。

一方、キキをパーティーに誘い、雨の中待つのですが、彼女が帰ってこないためにとぼとぼとトンボが帰るところは、とても余韻がありました。トンボは本当はいい奴なのです。

パン屋の主人もいい味を出しています。無口で怖い人かな、と思いきや、こっそりジジにウィンクしたり、キキのために看板を作ってあげたり。

キキも最初はこの街にいい印象は持ちませんでしたが、パン屋の女将さんや初めて仕事をくれたファッションデザイナーの女性、また料理の宅配を頼んでくれたおばあさんなどとの出会いによって、元気を取り戻していきます。

そして、物語のキーとなるのが森の中に住む絵描きの女性。ふとしたことからキキは彼女と出会うのですが、女性と一緒に小屋で話し込んだりしているうちに、キキは成長していくのです。

自分の力で生きていこうとするキキですが、仕事にはいろんな困難が生じます。特に突風にあおられて荷物を落としてしまい、おまけにカラスに襲われるあたりのシーンには何回見てもドキドキしてしまいます。

そして、このピンチを救うためにジジががんばるのですが、ジジをこっそり助けてくれる老犬がまたいいんです。飼い主たちはこの犬のよさを知らないのもいいですね。

個性あふれるキャラクター、ドキドキして、温かみと希望のある物語。久石譲のテーマ曲もとてもよいです。作中で効果的に使われる荒井由実(松任谷由実)の「ルージュの伝言」「やさしさに包まれたなら」もぴったりです。

とてもおすすめの映画です。
評価:4.5点(5点満点)
魔女の宅急便 ネタバレ有りの感想

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