「天空の城ラピュタ」 美しい映像と面白いストーリー
2011年12月13日 | カテゴリー:アニメ映画 | コメント(0)
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あらすじ
夜空を飛ぶ巨大な船。その上方には、小振りな飛空艇が飛んでいる。そこから船めがけて降下する海賊。
船の中では美しい少女が、寂しそうに夜空を眺めている。海賊たちは船内に入り込み、船を守る男たちと戦いになる。
その隙に船外に逃げ出した少女だが、力尽きて落下してしまう。
一方、鉱山でたくましく働く少年、パズー。パズーは偶然、空から輝きながらゆっくりと落ちてきた少女を見つけたのだった。
少女の名前はシータ。彼女を助けた石は飛行石というものだった。
シータはなぜか、謎の男・ムスカや彼と共に行動する軍、そして海賊たちにも狙われる。
シータを守り、飛行石の謎を解き明かすために、パズーたちの冒険が始まった。
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感想
日本のアニメーション界の巨匠、宮崎駿が風の谷のナウシカに続いて製作した映画です。美しいグラフィックや数々の見せ場、久石譲による切ない音楽などまさに名作です。
私ももう4回は観たと思います。何度見ても飽きないのは名作の証拠だと思います。
エンディングテーマは「君をのせて」。作詞は宮崎駿で、私のとても好きな曲です。
落ちてきたシータをパズーが受け止めますが、石の効力がなくなっていきなり重くなるところは笑えました。
パズーは両親がなく、親方に鍛えられながら鉱山で働いています。えらいなあ。ちなみに宮崎アニメは、少年と少女の冒険という設定が多いですが、それに加えて親との関係もキーになることが多いです。
例えば、風の谷のナウシカでは族長のジルが亡くなり、ナウシカが谷の運命を背負います。となりのトトロでは、メイとさつきのお母さんは病気で入院していました。
こうした背景には、宮崎監督自身の母親への思いがあるそうです。
親方に初めてエレベーターの操縦を任されるところのパズーは本当に嬉しそうでしたね。
パズーは崖の上にある家で一人暮らし。鳩を大切に飼っています。家族がいないから鳩が家族なのかもしれません。その鳩たちの動きがとてもリアルに描かれていました。
パズーの家の地下には、作りかけの飛行機と、ラピュタと呼ばれる空に浮かぶ島の写真が飾られていました。パズーの父親は、かつて飛行機に乗っていたときにラピュタを見かけて、写真に撮ったのです。
しかし、誰もラピュタのことを信じず、詐欺師扱いされて父は死んでしまいました。
ラピュタに秘められた謎
パズーはシータを守りながら、父の見つけたラピュタの謎を解こうとします。なんのために存在するのか、ムスカや海賊がシータを狙う理由とは。最後まで目が離せないストーリーです。
親方がシャツを破くシーンとか、海賊とパズーたちの線路の上での逃走劇とか、アニメーションの楽しさが存分に発揮されています。
映像も物語も音楽も素晴らしい作品で、ぜひおすすめです。
評価:5点/5点満点
「天空の城ラピュタ」のネタバレ有りレビュー
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