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「天空の城ラピュタ」のネタバレ有りレビュー

「天空の城ラピュタ」のネタバレ有りレビュー

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海賊の婆さんにシータを見つけられてしまいますが、機転をきかせて逃げます。親方が体を張って助けてくれる所では、筋肉自慢を見ることができます。

親方の奥さんも姉御肌でいいですねえ。誰がシャツを縫うんだい、というのはその通りです。

海賊はドーラ一家と名乗っています。そのドーラたちから電車で逃げるところはとても迫力がありました。しかしなんと軍隊まで出てきます。あのムスカという男は何者なんでしょうか。

線路の上を逃げるところもスリルがあります。しかし線路が落ちてしまい、パズーたちも落下します。

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シータの正体

シータは自分の身の上を語ります。北方の地で両親をなくし、一人生きていたシータ。パズーと同じ境遇です。そこにムスカが来て、連れ去られたというわけです。

パズーたちがいるのは古い坑道の中。そこになじみのポムじいさんが登場します。またこのじいさんがいい味出しています。

じいさんは鉱山の中にある飛行石を二人に見せ、ラピュタ人は飛行石を結晶化する技術を持っていたことを教えます。ちなみにラピュタとは、スウィフトのガリバー旅行記に出てくる空飛ぶ島の名前です。

シータはラピュタ人の末裔で、秘密の名前も継いでいました。

じいさんの案内で坑道を脱出したパズーたちですが、ムスカたちに捕まってしまいます。

ちなみにパズーの声を担当するのは田中真弓さん。ドラゴンボールのクリリンです。

牢屋に入れられたパズー。わずかな隙間から逃げ出そうと顔を突っ込みますが抜けなくなるのも、アニメならではの楽しさでした。


ラピュタ

ムスカは政府機関の男のようです。ムスカとシータがエレベーターで地下に降りていく場面はとても臨場感がありました。特に下について明かりが灯るところです。

地下に置かれていたのは空から降ってきたラピュタのロボットです。昔、ラピュタは武力で地上を支配した恐怖の王国だったのです。そして、シータは、ラピュタの継承者であるルシータ王女だったのでした。

牢から出されたパズーは、ラピュタのことを忘れてとシータに言われます。そしてムスカから金貨を渡されました。

とぼとぼと家に帰るパズー。転んで金貨を怒りのあまり投げてしまおうとしますが投げられないところは、とても気持ちがわかりました。大人の暴挙に対抗できずシータを守れなかった彼の悔しさの現れだったのかもしれません。

ところがパズーの家にはドーラ一家が勝手にいついていました。ドーラに挑発されても黙っているところにパズーの男気を感じます。シータが私の若いころにそっくりというのは信じられませんでしたが、飛空艇内に肖像画を飾っていたのでジョークではなかったとわかります。

息子たちの言うように、シータもああなってしまうんでしょうか(泣)。

ムスカたちの乗る巨大な飛行軍艦はゴリアテといいます。ゴリアテに向かうというドーラ達に、自分も加えてと頼むパズー。もうここには帰れないという覚悟を示します。

飼っている鳩たちの窓を開けて放してやるところが泣けました。


目覚める兵器

囚われの身のシータは、昔母に教わったおまじないを何気なく唱えます。すると、地下のロボットが目を覚まし、彼女を助けるために戦います。強力な光線、おまけに空も飛べます。私も一台欲しいです。

砲撃にあったロボットはいよいよ本気を出し、要塞を火の海にします。ようやくゴリアテに近づいていたドーラとパズーは、シータに近づきますが、そこにゴリアテから砲撃が。ロボットはやられてしまいます。

ドーラたちの船は海に落ちそうになってしまいます。パズーが立て直し、崖ぎりぎりのところでドーラが避けますが、このシーンはスリル満点。

そして、シータを空中キャッチするパズー。よく見れば、シータとドーラは同じ髪型ですね。やはりシータもあんな風になるんでしょうか。


ドーラの船へ

シータはラピュタのほんとうの姿を確かめたいと言います。そしてドーラの飛行船に行くパズー達。船内からじっちゃんが登場するところは最高です。「でっけえ声出すな!」といいながら自分がでかい声。

ママの巨大なズボンも、シータがはくとかわいいんです。「いい…」と息子たちがいうのもうなずけます。

息子たちがシータの手伝いに来るところも笑えます。こういうシーンはナウシカにはありませんでした。息子と乗組員がいい味を出しています。

夜になり、当直に立つパズー。船の上部の見張り台に行きます。そこにシータもやってきます。シータはパズーに、滅びの呪文というものを母に教わったこと、決して使うなと言われたことを話します。

そして、この会話をママも息子たちも聞いているんですよね(笑)。じっちゃんはママが財宝目当てでなくパズーたちに肩入れしていることに気づいていました。


ラピュタへ

そんなとき、自分たちの船の下にゴリアテがいることに気づきます。見張り台はたこになっていて、遥か上空にパズーたちが浮かび上がります。

ドーラたちの前には巨大な雲が。龍の巣です。内部では雷がいくつもほとばしっています。ここの迫力もすごかったです。

そしてこんなところでゴリアテが砲撃してきます。やられたママたちの船。パズーは父の姿を乱気流の中に見ました。


ラピュタに着いて

パズーたちのたこは、ラピュタの端っこに着いていました。もう少しで落ちそうですね。私は高いところが嫌いなのでラピュタには住みたくありません(笑)。

緑に覆われたラピュタ。とても高度な科学技術で作られた兵器とは思えません。鳥の巣があるので凧をどかしてやるロボットもさきほどのとは違うように思えます。

水の中には街があり、とても神秘的な映像でした。パズーたちは巨大な木の前に行きます。

そこに爆発が。ゴリアテが着艦しており、ママたちは捕まったのです。助けるために木を降りるところも私にはスリルがありました。

宝を持ち出す将軍や兵士たち。しかし、ムスカはそんなものには興味がなく、なにかを探しています。パズーは、ムスカの持つ飛行石を取り戻さないと、奴が王として迎え入れられてしまうと言います。

下の方からパズーが飛び移ることも怖いですねー。なにしろ崩れますから。ムスカに見つかってしまいます。

兵士が手榴弾を投げ、その爆発でドーラがおならをしたように思われてしまうところは最高でした。


聖域

ムスカはラピュタの中枢、聖域に入ってしまいます。やけに詳しいですが、この男は何者なんでしょう。

植物の生い茂る中に、巨大な飛行石がありました。ムスカは、シータに真実を明かします。ムスカもラピュタの王家の血を引いており、王家は地上に降りて2つに分かれたのです。道理で詳しいわけだ。

ムスカはラピュタのいかずちの威力を見せます。海が巨大な爆発を起こすという、すさまじい兵器です。こんな奴がラピュタの王になったら地上は…。

ラピュタの底が空き、次々と落ちる兵士。よみがえるロボット。ゴリアテはラピュタから逃げ出しますが、ロボットに攻撃されます。

パズーはロボットの射出口からラピュタ内部へ。


滅びの呪文

シータはムスカから飛行石を奪い、逃げ出します。穴の向こうにはパズーが! パズーに石を渡したシータ。

その後パズーはムスカの前に現れ、石は隠したこと、そしてシータと話をさせろと要求します。

パズーはシータに、あの言葉=滅びの呪文を言ってと頼みます。ムスカに世界を支配させるわけに行かないからです。

パズーとシータは呪文を唱えます。そう、パズーは石を隠さずに持っていたのです。彼の頭脳プレーですね。

ラピュタは崩れ始めます。飛行石の光で目が眩んだムスカも、おそらく地面へと落ちたのでしょう。

脱出したドーラ達。ドーラは、「パズーたちがバカどもからラピュタを守った」と言います。船でシータの話を聞いていたんですね。

木の姿になったラピュタは、上昇を始めます。パズーたちは、木の根に守られて無事でした。根の中に凧を発見し、脱出するパズーたち。

その時にシータが一瞬目にする、心優しいロボットの姿がとても印象的でした。地上を支配する恐怖としての役割を終え、ロボットやキツネリス(?)、小鳥たちがラピュタで平和に生きていけるでしょう。


エンディング

ドーラたちと合流したパズーとシータ。ドーラたちはしっかり、宝物を手に入れていました。

地上に近づいたところで、ドーラたちと別れるパズーとシータ。凧に乗ってどこかに向かって行きます。おそらく、パズーが行きたいと言っていた、シータの故郷にいったのではないでしょうか。

こうしてラピュタの脅威は去り、パズーとシータの冒険は幕を閉じます。


総評

一言でいうと、とても面白かった映画でした。ドキドキする冒険の連続で最後まで楽しませてくれるのはさすがとしか言い用がありません。

あえてこの作品に込められたテーマを考えてみれば、やはり武力で世界を支配しようとすることへの批判でしょう。トールキンの「指輪物語」(ロード・オブ・ザ・リング)でも、あの絶対的な力を持つ指輪は核兵器の暗喩だという説もあります。

鳥を愛し、お墓に花を供えてくれるロボットも、命令一つで強力な兵器に姿を変えてしまいました。

現実の世界でも、戦争は絶えません。戦争をやめられない大人たちへの批判と、未来をつくる世代への希望が込められているかもしれないと思いました。

もちろん、この作品はエンターテインメント映画として観ればよいのです。とても面白い冒険活劇でした。

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