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妖怪人間ベム 第10話(最終回)

妖怪人間ベム 第10話(最終回)

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あらすじ

人間は誰もが悪を宿しているという名前のない男。それを密かに聞いている夏目だが、男は彼のことに気づいていた。

ベムたちが自分を取り込むつもりがないと知り、男は「私は私の正義を貫く」といって立ち去る。

夏目は息子の事故について、「悪いのは誰なんですかね」という。夏目はベムたちに人間になってもらいたいが、あの男の悪がベムたちの中にあるのも気持ちが悪いという。

ベラは、人間にはなれないけれど、醜い見てくれのままでも今のままがましだ、という。ベムも、俺たちは心から人間になりたいのかと自問する。

謎の男は相変わらず、悪い人間を探していた。そして見つけたのが、拳銃などを使って現金輸送車を襲おうとしている若い男たちだった。


感想

いよいよ最終回になってしまいました。毎週楽しみにしてきたので、とても寂しい気もします。

長い間人間を救ってきたのに、彼らからないがしろにされてきたベムたち。なんとか彼らが幸せになってほしいと思っていました。その気になるラストはどうなるのでしょうか。

緒方教授はペットのリスザル、栄太郎が逃げてしまい、ベムたちも探してあげます。これはやはり、人間世界に居場所のないベムたちを表しているのでしょう。

一方、ベムたちは夏目や教授に誘われて、ピアノコンサートに行くことになりますが…。

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ネタバレなしの総評

ベムたちは重い決断をします。それでは謎の男はどうなるのかと思いましたが、なるほどそういう手段がありましたか。

私には少し意外な結末でした。

この「妖怪人間ベム」ドラマ版は人間の善と悪がテーマになっていて、全体に重苦しい雰囲気でした。私はこの雰囲気が好きですが、かなり性格の歪んだ人間が出てくるので、あまり子供向けではないと思います。

ただ、登場する悪人の中には、そうなってしまうだけの理由のある人物もいました。善と悪を併せ持つ人間の心について考えさせられました。

夏目の息子が巻き込まれてしまった爆発事故がこれほど物語のキーになるとは思っておらず、真相が気になりました。上手な物語構成だったと思います。

亀梨和也、杏、鈴木福くんの演技もとてもよかったです。憂いを含んだベム、強気でなげやりな言動が楽しいベラ、笑顔がとてもかわいいベロ。

温かいふとんで寝たり、友達と遊んだりしたことのないベロが優しい友達と出会えました。特にベロには幸せになってほしいと思いました。

柄本明も、夏目刑事役の北村一輝も素晴らしい演技でした。夏目はとても優しい男ですが、彼が道を踏み外してしまうのはみたくないと思わせる好演でした。


おすすめの作品

善と悪の両方を持ち、ともすれば悪に走ってしまう人間。それではどうすればいいのかということを、夏目一家が示していたように思います。

ベムたちが決断をしたのも、夏目たちの存在があったからでしょう。

人間社会は作中にも出てきたような悪い面や醜い面も多くありますが、それでも人生は悪くないじゃないか、と思わせてくれるテレビドラマでした。

それにしてももうベロたちに会えないのかと思うと寂しいです。

良質のドラマなので、未見の方にはぜひおすすめします。

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