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龍馬伝 第13回

龍馬伝 第13回

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○あらすじ
武市半平太に吉田東洋を斬ってくれといわれた坂本龍馬(竜馬)は、吉田東洋邸に赴き、武市に役目を与えてくれるように頼む。

しかし、東洋は自分は下士であろうと登用するが、武市には能力がないのだと切り捨てる。

岩崎弥太郎は後藤象二郎から龍馬の暗殺命令を受け、逡巡しつつも龍馬の茶に毒を入れてしまう。

一方、土佐では脱藩した藩士のことが話題になっていた。龍馬はまさか脱藩など考えていないだろうねと問うた家族に、龍馬はぎこちない態度を示してしまう。

○感想・レビュー
吉田東洋が武市は無能だという場面。以前、東洋が武市を城に呼んで話を聞いた場面がありましたが、それが伏線になっていました。

もっとも私も、当時の幕府が武力に優れたアメリカなどの諸外国に戦で勝つことはできなかっただろうと思いますので、ただ攘夷を唱える武市に失望した東洋の気持ちはよく分かるのです。

吉田東洋は立派な人物だと武市をいさめる龍馬にも、攘夷は現実的でないという思いがあったのではないでしょうか。

さて、岩崎弥太郎は龍馬を嫌う後藤象二郎の独断により、龍馬暗殺を命じられました。これは史実はどうだったのでしょうか。

仮に龍馬があのお茶を飲んでいたら、その後の歴史は大きく変わったでしょうね。もしかしたら薩長同盟がなかったかもしれません。

龍馬は前回、久坂玄瑞を訪ね、土佐にいては国を変える大仕事はできないと思ったはずです。「幕末維新人物総覧」(秋田書店)によると、龍馬は土佐藩論の幕府より因循論に失望して脱藩したそうです。

なお、坂本龍馬の脱藩の理由については諸説あり、「坂本龍馬脱藩の道」(週刊 真説歴史の道2)によると、
・東洋を斬り、土佐藩を尊皇攘夷に転じようとした武市との意見の相違
・土佐藩以外の同士との連絡や、藩外での遊撃隊のような役割を期待されて、武市に命じられた
という説が紹介されています。

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武市の攘夷論に限界を見出していた沢村惣之丞(要潤)に誘われて、龍馬は脱藩を決意します。

当時、脱藩といえば大犯罪で、本人は捕まれば死罪、残された家はお取りつぶしにもなったそうです。

龍馬が脱藩すると気づいた後のシーンは、大志を抱いた龍馬を送り出してやりたいと願う乙女、脱藩など許さぬと思う兄の権平、竜馬の無事を祈る母。それぞれの思いの交錯し、緊張感のある名場面でした。

脱藩すればもちろん土佐には二度と戻れず、家族に再会することはかないません。家に迷惑がかかる恐れもあります。

それでも脱藩を決意する龍馬。その心中を福山雅治さんが見事に演じていました。

なお、上掲の「坂本龍馬脱藩への道」によると、一説では2番目の姉のお栄が龍馬に家宝の刀を与えたことをとがめられ、自害したそうです。

お栄の死は龍馬の脱藩とは無関係との説もあるそうです。史実がどうだったのかは分かりませんが、後者であることを願います。

龍馬伝ではこのことに触れるのか、触れるとしてどう描くのでしょうか。龍馬伝では権平が刀を与えたことになっていましたが。

それほどに脱藩というのは大きな決断だったのですね。

ちなみに権平役の杉本哲太さんもとても自然なよい演技をされていました。

さて、今回で第一部は終わりました。これからは、脱藩した龍馬が勝海舟らと出会うことになります。楽しみです。

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