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トリック(TRICK)劇場版

トリック(TRICK)劇場版

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○あらすじ

亀と寂しくアパートで暮らすマジシャン、山田奈緒子。アパートの立ち退きを要求されつつ、けなげにステージに立つ山田の元を、糸節村というところの住人二人が訪れる。

二人は、山田に糸節村に行ってもらい、「神」のふりをしてほしいと頼むのだ。村では300年に一度災いが起きるが、村民の行いが正しければ神に救われる。

そこで、村の人々を安心させるために山田に協力してほしいという。気乗りしない山田だが、報酬に惹かれて糸節村へと向かう。

ところが、村には既に山田以外にも、神を名乗る人物が3人もいた。本当の神様かどうかを証明するために、3人と命を賭けて対決させられることになってしまった山田だが…。


○感想・レビュー

テレビ朝日系列の人気ドラマ、トリック(TRICK)の映画版第1作です。私は大のトリック好きで、ドラマも劇場版も全て観ています。

トリックは、売れないマジシャンの山田奈緒子と、日本科学技術大学教授で変人物理学者の上田次郎(著書多数)が、霊能者や超能力者を自称する人物たちのインチキ(いんちき、イカサマ)を見破っていくという物語です。

トリックのドラマ版は仲間由紀恵さん(美人ですよね)の出世作となりました。トリックでは口が悪いマジシャンを好演しています。

↑作品中にも登場していた、上田次郎の著書です。「トリック」ドラマ版の内容が上田の妄想込みで語られるという内容で、トリック好きには面白いです。

今回の劇場版では、山田と他の自称超能力者との対決を軸に物語が進んでいきます。

神001番(竹中直人)はすごい衣装を着ているのですが、山田にトリックを見破られて村民に詰め寄られるところなど大いに笑えました。髪型もすごいですね。

神を見分ける村民代表の伊武雅刀さんも怪演でしたね! 異様な迫力と朴訥さがよかったです。

神002番はベンガルさんが演じています。癖のある役者ばかりでうれしいです(笑)。足を上げろと山田に言われて反対の足を上げるところは必見です。

神003番は石橋蓮司さん。すごい役者が続きますね(笑)。石橋さんの顔の演技が最高でした。

「トリック」では、その名の通り作品中に出てくるトリックが種明かしされますが、私には見破れないことも多く、がっかりしてしまいます(笑)。

今回も、山田が密室に閉じ込められて、ある模様を念写するという試練に挑戦するのですが、なるほどああするとは思いませんでした。

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連発されるギャグ

私はこうしたトリックの種明かしだけでも十分楽しめますが、トリックの特徴は、いろいろな小ネタ(細かいギャグ)がちりばめられていることです。

冒頭の上田の同窓会も、同級生が殺されたのに金儲けの話をする官僚たちのシーンがあります。そこで、財務省、国土交通省、警察庁のエリートが企んだ政策が、即実行に移されていたのには笑いましたが、同時にブラックさも感じました。

竹中直人の「みなさまがたがた」や、矢部刑事の「本物の髪」(これはシリーズ共通のネタ)、上田の「ばんなそかな!」などどれも私のお気に入りです。

一番笑えたのは、上田が「じゅわっ!」とか叫んでジャンプするとウルトラマンのように消えるのですが、2回目のそれは…。ぜひご覧下さい。

あと、上田が実は強いのもいいですね。かなりの使い手なのです。

やはりトリックは、上田次郎のエキセントリックなところが私は一番好きです。私はこのトリックで阿部寛さんが大好きになりましたが、テレビで阿部寛さんを観ると、「あーあ、阿部さんもうトリックはやらないのかな」とちょっと残念な気分になります。

ところで、このようにトリックの新作は諦めていたのですが、なんと堤幸彦監督のスケジュールがやっと空いたのか、トリック劇場版の新作が2010年5月に公開されます! 上田と山田が帰ってきます!


○上田次郎が笑える

他にも笑いどころ満載で、山田の母(野際陽子)を上田がさりげなく「お母さん」と呼んだり、山田の閉じ込められた座敷牢の外に不気味に浮かぶ上がる上田の顔なども面白いです。

ちなみにトリックシリーズのファンの方はよくご存知でしょうが、上田は体の「ある一部分が」異様に大きく、逆に山田は胸が小さいことをコンプレックスにしているという設定になっています。

今回も、上田がピンチになったときに、その設定を巧みに使って危機を脱します。もっとこのネタを見たい方には、トリックのドラマ版などをお勧め(おすすめ)します。

そして今回の劇場版は、そういった笑いだけでなく、村に隠されたある悲劇が明かされます。なるほど、あの人たちはあの人の○○で、村の300年に一度の災害とは○○だったのか、と最後まで展開が気になる、よく練られたシナリオでした。

音楽も不気味な雰囲気が作品にぴったりです。

主題歌は私の大好きな鬼束ちひろの「月光」。

「月光」は名曲ですねー。鬼束ちひろさんは一時期体調不良で活動を休止していましたが、最近はまた元気に活動されているのでうれしいです。

ちなみにドラマ版「トリック」の最終回では、鬼束さん本人が「月光」を歌う場面を見ることができます。

というわけで、トリックのファンなら外せない作品ですし、トリックをご覧になったことがない方にも、物語やギャグ、音楽など完成度の高く、楽しめる作品なのでおすすめです。

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